モーションデザイン・ブリーフ
モーションデザイン・ブリーフとは、制作前にアニメーションの目的、対象者、主要メッセージ、見た目の方向性、必要素材、納品条件を整理する短い文書です。
モーションデザイン・ブリーフは、デザイナーやアニメーションツールが適切に判断するための前提を伝える文書です。「今っぽくして」だけでは、メッセージも対象者も納品物も決まりません。動画で何を伝え、どこに掲載し、何をもって完成とするかを示します。
1枚の資料、共有ドキュメント、項目を整理したメッセージなど、形式は自由です。School of Motionの制作フローでも、詳細な制作に入る前にコンセプトとブリーフをまとめ、早い段階で作業範囲を合意しています。
ブリーフに含める項目
- 目的と対象者:誰が見て、何を理解したり行動したりするのか。
- 主要メッセージ:ほかを忘れても覚えてほしい、ひとつの考え。
- 内容と素材:正確な文言、製品画面、ロゴ、数値、使用が認められた素材。
- 見た目の方向性:色、書体、参考例と、そこから取り入れたい具体的な要素。たとえば落ち着いたテンポや明確な情報の優先順位。
- 納品条件:長さ、縦横比、掲載先、ファイル形式、言語、音声の要否。
- 制約と承認:期限、予算、確認担当者、必須の主張、避けるべき表現。
役に立つブリーフの書き方
まず伝達上の課題を決め、その後に制作判断を左右する条件を加えます。架空のタスク管理アプリなら、「生産性をアピール」より「ひとつのタスクを選ぶ方法を見せる」のほうが具体的です。曖昧な形容詞を、確認できる指示に置き換えましょう。タスク名を読める状態に保つ、選択項目をひとつにする、製品名を読む時間を確保する、といった書き方です。
以下の短いひな形の角括弧を、自分の条件に置き換えて使えます。
ブリーフ、台本、絵コンテ、プロンプトの違い
ブリーフは依頼内容を定めます。台本は言葉や動作を、絵コンテは映像の並びを具体化します。プロンプトはツールに送る指示で、ブリーフ全体を含める場合も、一工程だけを依頼する場合もあります。詳しいプロンプトにも明確な目的が必要です。
iArtで制作する場合は、ブリーフで目指す結果を伝え、生成された案に具体的な修正指示を加えます。指示の組み立て方はClaudeで作るモーショングラフィックス、製品向けの流れは製品ローンチ動画の作り方を参考にしてください。
関連用語:スタイルフレーム、アニマティック、モーショングラフィックス。