AIでプロダクトローンチ動画を作る方法(実際の3回分、ブリーフ付き)
プロダクトローンチ動画には、他のどの動画にもない仕事がひとつあります。ローンチ当日に存在していること、です。それを逃せば、世界一の仕上がりでも事後報告にしかなりません。このガイドは、私が実際に半日で1本を出すために使っているワークフローです。ローンチの内容を普通の言葉で説明し、AIにモーションを組ませ、直したい点も普通の言葉で伝える。以下の例はすべてこの記事のために生成したもので、初回テイクのまま、欠点も残しています。そのまま真似できるように、提出したブリーフを原文どおり載せています。
ローンチ動画とは何かという理屈はプロダクトローンチ動画の用語解説にまとめてあり、状況別の完成例を見たいなら事例記事に4本あります。この記事は「作り方」です。
ステップ1 — どの種類のローンチかを決める
ローンチ動画は2つの系統に分かれ、どちらの系統かでその後のすべてが決まります。
- テキスト主体。新機能のリリース、アプリの公開、ベータ招待、リブランド。撮影する実物はなく、動画は文字とモーションとUIでできています。こちらはiArtの高速エンジンで動き、以下のどの回でも、完成したクリップが最初から最後まで2〜3分で上がってきました。
- 写真主体。美容液、イヤホン、ケトルといった物理プロダクト。商品写真を添付すると、実物を軸に映像が組み立てられます。こちらは時間がかかり(私の回では約6分)、コストも高めです。
まず系統を選んでください。両者を混ぜる — 写真なしで物理プロダクトのお披露目を頼む — のは、私が知る限りいちばん確実に「どこにでもある動画」になる方法です。エンジンにはよりどころがないので、それらしい商品をでっち上げます。
ステップ2 — ブリーフをショットリストとして書く
私の回では、決まるローンチ動画と締まらないローンチ動画の差はブリーフにありました。使えるブリーフはムードボードではなく、時間の入ったショットリストです。うまくいく形はこうです。
- まずフォーマットと長さ:「15秒のローンチティザー、16:9」や「20秒のアプリティザー、9:16縦型」。
- タイムコード付きのビート:0〜3秒でフック、3〜7秒でリビール、7〜12秒で根拠(機能、画面、ディテール)、12〜15秒で名前とCTA。
- 画面に出す言葉を正確に。ヘッドライン、機能名、CTAを指定し、それ以外の言葉は要らないと明言します。「小さな注釈はどこにも入れない」のような締めの制約は役に立ちますが、下の最初のクリップが示すとおり、保証にはなりません。
- パレットは一文で:背景、文字色、アクセント1色。
新機能ローンチ用のブリーフを、提出したままの形で載せます。
A 15-second launch teaser for a new AI search feature in a note-taking app called Lumen, 16:9. 0-3s: dark screen, a single cursor blink, the words "Your notes" in big kinetic type. 3-7s: "now answer back" lands word by word, then an animated UI mockup slides in showing a question typed into a search bar and an answer assembling below it. 7-12s: three feature beats in bold type, one per beat: "Ask anything", "Cites your notes", "Works offline". 12-15s: Lumen wordmark, tagline "Search that reads what you wrote", CTA "Try it free". Palette: near-black background, warm white type, one electric-violet accent. No small print anywhere.
そのブリーフから出てきた初回テイクがこちらです。
Lumen(架空のアプリ) — 新機能ローンチティザー、15秒、生成時間2分28秒。すべてのビートが順番どおりに入っています。ただし、ブリーフで明確に禁じていた小さな注釈が、3つの機能それぞれの下に1行ずつ追加されています。
ステップ3 — 生成し、結果をブリーフと照らし合わせて読む
初回テイクをまだ好みで判断してはいけません。判断基準は準拠度です。すべてのビートが順番どおりに、指定した言葉で入っていて、それ以外は何もないか。それがブリーフの良し悪しを教えてくれるチェックです。Lumenのクリップはフック、リビール、UIモックアップ、3つの機能、ワードマーク、CTAと全ビートを押さえたうえで、各機能の下に注釈を書き足してブリーフの最後の一行を破っています。つまりビートは合格、制約は不合格。「注釈を消して」が2テイク目の最初の一文になります。ビートが欠けていたり余分に入っていたりするなら、直すべきはブリーフのその行をより文字どおりにすることで、形容詞を足すことではありません。
同じセッションからあと2本、ひとつのワークフローでカバーできる幅を見せるために。まずアプリの公開告知、SNS向けの縦型です。
A 20-second app launch teaser for a habit-tracking app called Streak, 9:16 vertical. 0-4s: countdown 3, 2, 1 in huge type, each number lands with a bass hit and a ring pulse. 4-8s: the app name "Streak" and its icon (a single orange flame) reveal from the center. 8-15s: two phone screens slide in one after the other: a daily check-in screen, then a calendar heat-map of completed days. 15-20s: "Build the habit. Keep the streak." then "Available now on the App Store". High energy, punchy cuts, deep navy background, orange accent. No small print.
Streak(架空) — アプリローンチ、20秒、9:16。カウントダウン、アイコンのリビール、2つの画面、App Storeで締め。
そしてベータ招待。動画全体がタイポグラフィです。
A 15-second beta invite film for a design-collaboration tool called Canvasly, 16:9. 0-3s: bold headline "You're early." on an off-white background, editorial serif. 3-11s: three benefits in kinetic type, one at a time, each with a small abstract shape animating beside it: "Comment on anything", "Version history that reads like a story", "Handoff without the handoff meeting". 11-15s: "Join the beta" CTA with a subtle underline draw-on, Canvasly wordmark below. Confident, a little dry, minimal motion. No small print.
Canvasly(架空) — ベータ招待、15秒。ブリーフで「少し淡々と」と頼んだとおり、抑えた仕上がりになっています。
この3本のコストは、アカウントの利用明細によると、15+20+15秒の動画で合計$0.86。1本あたり平均およそ29セントです。実時間は2分28秒、2分36秒、2分02秒でした。
ステップ4 — 物理プロダクト?写真を添付する
物理プロダクトのローンチでは、ブリーフの変わる点はひとつだけです。商品写真を添付し、そこから何を残さなければならないかをエンジンに伝えます。レンダリング前に、iArtのエージェント自身が「ラベルのワードマークはピクセル単位でコピーされるのではなく描き直される」と警告してくるので、成功率を上げるためにラベルは大きく正面向きにしておきます。美容液のローンチに私が使ったブリーフはこちらです(自分のルールを破って、小さな一行の文字を頼んでいる点に注目してください)。
A 10-second product launch reveal for this NOVA vitamin C serum, 16:9. Use my attached photo as the product. 0-3s: the bottle in darkness, a single warm light sweeps across the glass and reveals the label. 3-7s: slow orbit around the bottle on a dark stone surface, macro on the dropper. 7-10s: the bottle settles center frame, big type "NOVA" then "Now available", small "Vitamin C Serum" under it. Premium skincare launch, deep black background, warm amber light. Keep the bottle shape and label exactly as in the photo. No people, no small print.
NOVA(架空の美容液) — 写真主体のローンチリビール、10秒、添付した写真から構築。ボトル、キャップ、ラベルは引き継がれました。エンドカードには「Now available」だけが表示され、一部はボトルの後ろに隠れています。大きな「NOVA」の文字と小さな「Vitamin C Serum」の一行は一度も出てきませんでした。
この回では2つの問題がありました。1つ目、提出は3回かかりました。エンジンのコンテンツチェッカーが最初の2つのブリーフをポリシー違反として弾いたのです — 誤検知で、どちらのブリーフにもポリシーに触れる要素はまったくなく、課金もされていません — そして上記のより平易な書き方が通りました。2つ目はエンドカードです。ブリーフでは大きな「NOVA」の文字、次に「Now available」、その下に小さな「Vitamin C Serum」の一行を頼みました。クリップが届けたのは3つのうち1つ、「Now available」だけで、しかもボトルがその文字2つの前に座っています。(ステップ2の自分の助言に反して)頼んだ小さな一行は消え、大きなワードマークも消えました。ステップ3の基準で言えば、欠けたビートが2つと遮蔽が1つ。2テイク目の指示は自ずと決まります。「NOVAをボトルの上に大きな文字で、次にNow available、それ以外は何もなし」。このクリップのコストは$1.60、レンダリングは約6分で、テキスト主体の3分未満と比べると長めでした。
ステップ5 — タイムラインではなく文でイテレーションする
2テイク目こそ、AIのローンチ動画が従来の制作工程を引き離すところです。開き直すタイムラインはありません。変えたいことを言う — 「エンドカードをもう1秒長く」、「アクセントをオレンジに」、Lumenなら「機能の下の注釈を消して」、美容液なら「NOVAをボトルの上に大きな文字で」 — そして再生成するだけです。1テイクが2ドルを大きく下回り、数分で済むので、フックを何パターンも試して「これがこのローンチだ」と感じるものを選ぶ余裕があります。フリーランサーの料金体系では決して許されなかったことです。
ステップ6 — 配信先に合わせてエクスポートする
後からクロップするのではなく、チャネルが必要とするフォーマットで生成してください。ウェブサイト、商品ページ、YouTubeには16:9。Reels、TikTok、Shortsには9:16。フィードには1:1。エクスポートはMP4(H.264)で、Proは1080p、Ultraは4K。App Store、Product Hunt、主要SNSのすべてで受け付けられます。iArtでは登録時の$2クレジットで、カード登録なしに動画1本の生成とプレビューまで賄えます。MP4のエクスポートは有料機能です。
いちばん時間を失う失敗
- ビートの代わりに形容詞。「エキサイティング、モダン、プレミアム」からは行き当たりばったりの動画が出てきます。「0〜3秒カウントダウン、3〜7秒名前のリビール」からはあなたの動画が出てきます。
- 画面上の言葉が多すぎる。15秒のティザーに収まる機能ビートは3つ。私の回では、それ以上は読めなくなりました。
- 写真なしの物理プロダクト。エンジンは、あなたのものに似て非なる商品をでっち上げます。
- 初回テイクを好みで判断する。まず準拠度で判断してください — ビートが揃っているか、余分がないか。好みは2テイク目の仕事です。
FAQ
ローンチ動画が上がってきたら、最初に何を確認すべきですか?
好みより先に準拠度です。ブリーフのすべてのビートが順番どおりに、頼んだとおりの言葉で入っていて、余分がないか。私の回での不備は、追加された注釈の一行と、抜け落ちたエンドカードのビートで、どちらも2テイク目では一文の修正指示になりました。
AIで物理プロダクトのローンチ動画は作れますか?
はい、商品写真を添付すれば作れます。私の回では、ボトル、キャップ、ラベルが写真から全フレームに引き継がれました。iArtのエージェント自身が、ラベルのワードマークはコピーではなく描き直されると警告してくるので、大きく正面向きにしておいてください。写真がないと、エンジンはそれらしい商品をでっち上げ、あなたのものとは一致しません。
AIのプロダクトローンチ動画はいくらかかりますか?
私の回では、テキスト主体のローンチティザー3本(15秒、20秒、15秒)で合計$0.86分のクレジット、写真主体の10秒の商品リビール1本で約$1.60でした。生成とプレビューは登録時の$2クレジットの範囲内で、MP4のエクスポートは有料です。
先に台本や絵コンテが必要ですか?
ブリーフが絵コンテです。フック、リビール、根拠、CTAというタイムコード付きのビートとして書けば、台本と絵コンテとショットリストが一段落で置き換わります。エンジンが読むのもそれです。
ローンチにはどのフォーマットを生成すべきですか?
ウェブサイト、商品ページ、YouTubeには16:9。Reels、TikTok、Shortsには9:16。フィードには1:1。1本のマスターをクロップするのではなく、同じブリーフから各フォーマットを生成してください。そうすれば構図がそのフレームのために組まれます。
自分のローンチ動画を作る
自分のローンチにいちばん近いブリーフを取り、商品名、3つのビート、CTAを差し替えて、AIプロダクトローンチ動画メーカーで実行してください。物理プロダクトなら写真を添付します。ローンチ動画についての会議が終わるより前に、初回テイクが手元にあるはずです。