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Claude MotionはProでもMaxでも使えない。それでも作る4つの方法

Zhangcan Ding
Zhangcan Ding · Growth Marketing at iArt.ai · LinkedIn
更新日 2026年10月10日

Anthropicは2026年10月8日、Claude Motionを発表しました。作りたいアニメーションを言葉で説明するとClaudeがそれをコードとして書き、MP4でダウンロードできるという機能です。現在はベータ版で、TeamプランとEnterpriseプランで提供されています。Anthropicの料金ページでは、Motionの行はFree、Pro、Maxのいずれも「No」(対象外)となっています。

つまり、発表を読んだ人の大半は、この機能を開くことすらできません。この記事では、同じタイプのアニメーションを今すぐ作る4つの方法を、Anthropic自身のサンプルプロンプトの1つからそれぞれが実際に作った映像とあわせて紹介します。

読み進める前に、2点お断りしておきます。まず、私たちはiArtの開発元で、iArtは選択肢4にあたります。そして、私たちはClaude Motionを使ったことがありません。私たちもTeamプランやEnterpriseプランには入っていないからです。以下のMotionに関する記述はすべて、Anthropicの発表記事、ヘルプ記事、料金ページに基づくもので、2026年10月10日に確認しました。Motionとの出力品質の比較は行いません。比較できるMotionの出力が手元にないためです。

Claude Motionとは

Anthropicの発表記事とヘルプ記事によると、次のとおりです。

  • 書くのは動画ではなくコードです。Claudeは、テキスト、グラフ、図形、画像を動かすコードとしてアニメーションを組み立てます。Anthropicは動画生成モデルを使っていないと説明しており、生成された実写風の映像も、AIが生成した人物も出てきません。
  • 手持ちの素材をアニメーションにします。レポート、データ、画像を添付し、誰に見せるのか、どこで流すのか、どのくらいの長さにしたいのかを伝えます。
  • チャットから始めます。/motionと入力するか、OutputメニューまたはArtifactsタブからMotionを選びます。
  • 編集は、頼むか自分の手で行います。チャットで変更を頼むか、エディタで調整します。アニメーションはコードなので、数値を1つ、あるいは1シーンのタイミングを変えても、ほかの部分はそのまま残ります。
  • MP4で書き出せます。アニメーションをAdobe、Descript、HeyGen、Higgsfield、invideo、Luma AI、Runwayで開くこともできます。
  • プランの利用枠を消費します。別料金はありません。長いアニメーションや複雑なアニメーションは、通常のメッセージよりも多く利用枠を使います。

Anthropicが挙げているサンプルプロンプトはオフィスワークのものです。「この四半期レポートを全社ミーティング向けの30秒の解説動画にして」、取締役会資料のグラフに動きをつける、新規顧客向けの製品ウォークスルー、といった内容です。

Claude Motionを使えるのは誰か

プラン料金Claude Motion
Free$0なし
Pro月額$20、年払いなら月額$17なし
Max月額$100からなし
Team1シートあたり月額$25から、年払いなら$20。最低2シートあり(ベータ版、初期設定でオン)
Enterprise1シートあたり月額$20(年払い)+従量課金あり(ベータ版、オーナーが有効にするまでオフ)

出典:claude.com/pricing(2026年10月10日確認)。MotionがProとMaxに提供されるのかどうか、されるとすればいつなのかについて、Anthropicは明らかにしていません。

選択肢1:Teamプランを契約する

Claude Motionそのものを使う方法はこれだけです。Teamプランは最低2シートが必要なので、最小構成は月払いで月額$50、年払いで月額$40になります。すでに誰かもう1人とClaudeを一緒に使っているなら、これがそのまま答えで、ここで読むのをやめてかまいません。

1人で仕事をしている場合は、使わない2つ目のシートの料金を、Anthropicが変更の可能性があるとしているベータ機能のために払うことになります。

選択肢2:今のプランのまま、Claudeにアニメーション付きアーティファクトを頼む

Anthropicの1つ目のサンプルプロンプトを、MaxプランのClaudeに送ってみました。モデルはOpus 5.5で、実在のレポートを添付しています。米国国勢調査局の2026年第2四半期の小売Eコマース売上高四半期報告です。

Turn this quarterly report into a 30-second animated explainer for our all-hands

Claudeはまず Motion を探し、こう答えました。"No Motion type is offered here, so I'll build it as a self-playing 30-second animated page you can full-screen at the all-hands."(ここではMotionタイプが提供されていないので、全社ミーティングで全画面表示できる、自動再生の30秒のアニメーションページとして作ります。)そして、約2分で実際に作り上げました。

できあがったもの:クラフト紙の配送ラベル風にデザインされた、6シーン構成の30秒のページです。タイトルカード、3,402億ドル($340.2 billion)までカウントアップするオンライン売上高、小売全体の17.1%まで伸びるバー、+12.2%と+6.7%へ競うように伸びる2本のバー、直近5四半期の折れ線グラフ、そしてまとめ、という流れです。すべての数字をレポートと照合したところ、どれも一致していました。再生、リプレイ、全画面表示、シークバーがあり、リンクとして共有できます。

足りないもの:MP4はありません。アーティファクトのExportメニューにあるのはHTML、Markdown、PDFです。Claude自身も返信の最後でこう述べています。"It's a web page, not a video file. If you need an MP4 for your slides, screen-record it in full screen."(これはWebページで、動画ファイルではありません。スライド用にMP4が必要なら、全画面で画面録画してください。)音もありません。シーンの切り替えはフェードで、シーン内の動きは数字のカウントアップかバーの伸びなので、映像作品というよりアニメーション付きスライドに近い見え方になります。

リンクを開いて全画面にできる会議であればこれで十分ですし、今のプランのままで使えます。

選択肢3:Claude Codeとオープンソースのアニメーションスキル

Claude Codeがあれば、コードで描くアニメーションを作り、自分のマシンでMP4にレンダリングできます。私たちはその手法を、オープンソースのスキルパックjavascript-animation-skillsとして公開しています。Claudeが映像の構成を考え、全フレームを描画してサウンドトラックも合成する1枚のHTMLページを書き、自分で静止画をチェックしたうえで、ヘッドレスブラウザでMP4をレンダリングします。

選択肢2と同じプロンプト、同じ国勢調査局のレポートを渡し、最初の結果を一切手直しせずにそのまま載せています。

Turn this quarterly report into a 30-second explainer for our all-hands

できあがったもの:1つのアイデアで貫かれた30秒の映像です。レポートがレジからレシートとして印字されて出てきて、オンライン関連の数字が現れるたびに黄色い蛍光ペンがそこをなぞります。紙が送り出されていくのを7つのショットで追います。小売売上高の合計、オンラインの3,402億ドル($340.2 billion)、全体に占める17.1%、小売全体と比べた伸び、5四半期分の前年同期比成長率、そして最後にカメラが引いてレシート全体が映り、覚えておくべき3行が示されます。サウンドトラックも自作で、プリンターの印字音、キーの音、レジのベルで構成され、17.1%の直前には一拍の無音が入ります。すべての数字がレポートと一致しています。所要時間はレンダリングを含めて約13分でした。

直したいところ:最初から最後まで紙の上の文字とバーだけで、15秒から25秒の区間は小さなバーの似たようなショットが2つ続きます。冒頭の3秒はテンポが遅いです。"+2.9% from 1st quarter 2026" のような小さなラベルは、部屋の後ろからだと読みにくいでしょう。選択肢2のアニメーションページのほうが数字を大きく組んでいて、ひと目で読み取りやすくなっています。最後のショットではレシートが小さすぎて読めず、画面の下半分が空いています。

かかるコストはセットアップです。スキル、Node、ヘッドレスブラウザ、ffmpegをインストールし、レンダリングの工程は自分で実行します。使うのは今契約しているClaudeのプランだけで、ほかには何も要りません。

選択肢4:iArtのAnimationモード

同じプロンプトに、同じ国勢調査局のレポートをPDFで添付し、本番のアプリで初期設定のまま試しました。モデルはClaude Sonnet 5.5、ナレーションの声も初期設定のものです。

できあがったもの:濃紺の背景にティールを配した、ナレーション付きの30秒の映像です。タイトルカードに続いて、5四半期分の売上高がバーで示され、最後の1本が "+3.8%" の吹き出しとともに3,402億ドル($340.2 billion)まで伸びます。次に前年比の伸びを示す2本のバーが出て、Eコマースが+12.2%、小売全体が+6.7%です。さらに100個のマス目が、小売の売上1ドルあたり17.1%のところまで埋まっていき、最後は "Online keeps gaining ground." という締めの一文で終わります。ナレーションは全編を通して流れ、背景には穏やかなピアノ曲が入っています。画面上の数字もナレーションの数字も、すべてレポートと一致しています。生成には約3分かかり、課金額は$0.47でした。1080pのMP4書き出しは約20秒でした。

直したいところ:"~2×" というラベルとナレーションの "nearly double"(ほぼ2倍)は、12.2%対6.7%を切り上げた表現で、正確には1.8倍です。全編がグラフと数字で、その数字が何についてのものなのかを示す絵がありません。アプリでは、こうした点は「1.8×と言って」のような追加メッセージで直します。

iArtのAnimationモードは、同じアプローチをブラウザのタブで行うものです。Claudeのモデルがアニメーションをコードとして書き、テキストは本物の文字として組まれ、編集は言葉で頼んで行います。初期設定ではClaude Sonnet 5.5で動作し、利用にClaudeのサブスクリプションは必要ありません。

ほかの選択肢と違う点は次のとおりです。

  • セットアップ不要。ブラウザのタブで動き、レンダリングはクラウドで行われます。
  • ナレーションと音楽。ナレーションの声を選べ、サウンドトラックも映像の一部として入ります。
  • 透過書き出し。ローワーサード(下部テロップ)などのオーバーレイは、アルファチャンネル付きのWebMとして書き出せます。
  • 手持ちのファイルを使えます。画像、PDF、スライド資料、CSVを添付するか、URLを貼り付けられます。

料金について。新規アカウントには$2のクレジットが付き、カードの登録は不要です。無料プランでは映像のプレビューとリンクの共有はできますが、ダウンロードはできません。MP4のダウンロードにはProが必要で、月額$20、$30分のクレジットが含まれます。

4つの選択肢を並べて比較

Claude MotionClaudeのアーティファクトClaude Code+スキルiArt
使える人TeamとEnterprise今のプラン(私たちはMaxで検証)Claude Codeが使えるプランならどれでも誰でも。Claudeのプランは不要
MP4を得るための最低月額$50(Team 2シート、月払い)MP4なし。画面録画のみ契約中のClaudeプラン$20(Pro)
セットアップなしなしスキル、Node、ヘッドレスブラウザ、ffmpegなし
MP4書き出しありなしあり(レンダリングは自分で実行)あり(有料プラン)
言葉で頼んで編集可可可可
手動エディタありなしなし(コードを編集)なし(言葉で頼んで編集)
ナレーションAnthropicのドキュメントに記載なし今回の検証ではなしTTSサービスを自分でつなぐ標準搭載
成果物をほかの動画ツールで開くAdobe、Descript、HeyGen、Higgsfield、invideo、Luma AI、Runway不可不可不可

Claude Motionの列はAnthropicのドキュメントに基づくもので、実際に使った結果ではありません。

どれを選ぶか

  • Claudeを使っているチームメイトがいる場合:Teamプランに移行して、Motionそのものを使いましょう。レポートや資料のすぐ隣にあり、まさにそのために作られた機能です。
  • 会議で見せるものが必要で、動画ファイルは要らない場合:今のプランのまま、Claudeにアニメーションページを頼みましょう。
  • すでにClaude Codeで作業している場合:スキルをインストールしましょう。無料で、ソースも手元に残ります。
  • パイプラインを組まずに映像がほしい、またはナレーションが必要な場合:iArtを使いましょう。

FAQ

Claude MotionはClaude Proで使えますか?

いいえ。2026年10月10日時点で、Claude MotionはTeamプランとEnterpriseプランのみで提供されているベータ版です。Anthropicの料金ページでは、Free、Pro、Maxには含まれないと記載されています。

Claude Motionの料金はいくらですか?

別料金はありません。TeamプランとEnterpriseプランに含まれており、プランの利用上限に対してカウントされます。Teamプランの最小構成は2シートで、月払いで月額$50です。

Claude MotionはSoraやVeoのような動画モデルを使っていますか?

いいえ。Anthropicは、Motionは動画生成モデルを使っていないと説明しています。Claudeはテキスト、グラフ、図形、画像を動かすコードを書くため、リアルな実写風の映像や人物は生成しません。

Teamプランなしで使えるClaude Motionの代替手段はありますか?

はい。ほかの有料プランでも、Claudeは自動再生のアニメーションページをアーティファクトとして作ってくれます。ただしMP4書き出しはありません。Claude Codeでは、オープンソースのjavascript-animation-skillsパックが、コードで描いたアニメーションをMP4にレンダリングします。iArtのAnimationモードは同じことをブラウザ上でClaudeのモデルを使って行い、ナレーションも付けられ、Claudeのサブスクリプションは必要ありません。

Claude Motionにナレーションを付けられますか?

Anthropicの発表記事とヘルプ記事には、ナレーションや音楽についての記載はありません。記載されているのは、HeyGenやDescriptといったツールへの受け渡しです。私たちは実際に試すことができていません。

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